心まにまに
2025/05/22

お茶を一服…
家庭科教室をのぞくと、
5年生が調理実習を
はじめるところでした。
今日の実習の内容は…
「お茶(せん茶)なんて、
急須に茶葉とお湯を入れて
湯飲みに注ぐだけでしょ?」
と言ってはいけませんよ。
美味しいお茶をいれるには
それなりの手順がございます。
茶葉の量は大切です。
ティースプーン1杯の2gが
1人分なのですね。
つぎ分ける前に、
しっかりと茶葉を開かせます。
少しずつ同じ濃さになるように…。
私の祖母も、そのようにしてました。
5年生の子どもたちは
茶こしを使ったことがあるのかな?
茶托に乗せて…
え、お菓子!?
じつは、
せん茶の苦みが苦手な子がいるので、
家庭科の先生は
これを用意していました。
金平糖です。
金平糖をつまみながらだと、
お茶の苦みが和らぎますね。
家庭科の先生の気づかいです。
ところが、最近は
金平糖を知らない子どもが
多いようです。
「金平糖ってなんですか?」
と尋ねる子もいたようです。
たしかに、見かけることが
少なくなってきましたからね。
丁寧に、手順通りにいれた
お茶のおいしさと、
金平糖のやわらかな甘みが
印象に残ったことでしょう。