昨日、
ある学年のお母様から
ご自身が書かれたエピソードを
読ませていただく機会がありました。
タイトルは、『子供へのまなざし』。
この場でご紹介させていただきます。
(文中の「K」は、お子さまです。)
ある夏の日のエピソード。
課外授業を終え、いつものように、
Kは同じクラスのRちゃんと
二人で下校。
その日は運悪く、
阪急宝塚線の人身事故が理由で、
曽根駅で足止めになってしまいました。
運転再開のめどがつかない中、
車内シートに座っていた二人に、
見知らぬ女性が親切に
「熱中症になったら困るからね」
とペットボトルのお水を手渡して
くれたらしいのです。
二人はお礼を言い、
お金をお支払いしようとしたけれど、
その女性は
「こういう時、
大人に頼っていいんだよ」
とやさしく説いて、
電車を降りて行かれました。
Kによると
「いとこのお姉ちゃんと
同じぐらいの年齢」
とのことだから、
恐らく二十代のお姉さん。
(もしかしたら、卒業生かも・・・。)
結局、
その後も電車は運転再開されず、
Rちゃんのお母さんとおじいさまの
助けをお借りして、
Kは無事帰宅することができました。
素敵なお姉さん、
お心遣いいただいたRちゃんの
お母さんとおじいさま、
そして、 不安な時間を
共有してくれたRちゃん、
ありがとうございました。
こういう出来事があると、
Kの小学校生活は
いろんな人に支えてもらいながら
毎日が積み重なっているんだと
再認識します。
確かに、電車通学時の
アクシデントは
保護者にとって大変悩ましい。
だけれど、
困った時こそチャンスですから、
Kには学びの機会にしてもらいたい。
どんな時も、ワクワクドキドキを
友と共に楽しんでほしい。
助けてもらえる有難さ、
見守ってもらえる心強さを
じゅうぶんに噛みしめてほしい。
そうするうちに、善意の真逆にある、
悪意の香りを嗅ぎわける勘も
鍛えられるのではないか、
と、母は期待するのです。
今のまま変わらず、気持ちの優しい
チャーミングな大人に成長してほしいと
願っています。
頑張れ、K!
以上です。
登場する人、みんながあたたかく、
素敵なお話です。
そして、
Kさんは教室では学ぶべないことを
たくさん、学んだと思います。
「大人に頼っていいんだよ」
他人への信頼感を育むことば。
このことばに感じたやさしさを、
Kさんは、ずっと忘れないでしょう。
お母様の
「善意の真逆にある、
悪意の香りを嗅ぎわける勘も
鍛えられる」、
善意を受けた経験があるからこそ、
悪意の違和感に気づくことができる。
アクシデントは学びの機会、
そう、とらえらるお母様の
懐の深さにも、敬服いたします。
とてもいいお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
