ひばりっこブログ
2021/05/29
使い分け
本校がタブレットを導入して,今年で4年目になります。
導入当初から,子どもたちにとってより良い使い方を模索し続けてきました。その中でタブレットがあるからこそできる学習の形も見えてきて,今ではタブレットは日々の学校での学習に欠かせないものになっています。
しかし,その一方で「紙と鉛筆」の良さも見えてきているのも事実です。タブレットだからこそできる学習があるのと同じように,紙と鉛筆だからこそできる学習があります。
本校で,朝と昼に計算や漢字の学習を行っている「ひばりタイム」の6年生の様子を紹介します。
6年生は4年生の頃からタブレットを使い始めているので今年で3年目になります。これまでの計算の時間はタブレットを用いて,自分のペースで計算を進めることができる形を取り入れていました。しかし,現在の計算の時間はこのような形です。
計算の学習と一言で言っても目的は①数をこなしたい場合,②式の見方や工夫の仕方を身につけたい場合など様々です。①の場合はそれぞれのペースに合わせて問題を出してくれるタブレットを用いた学習が適していると思います。今の6年生には,複雑な式の見方や計算が簡単にできる計算の工夫を身につけさせたいと考えてます。そこで,紙と鉛筆で一問ずつ丁寧に取り組み,最後に解説をするという形にしています。
ただし,問題を解く速さには個人差があります。そのために6年生の廊下にはズラッとQRコードが並んでいます。
各教科で様々な単元の問題があるので,子どもたちは自分で自分に必要なものを選んで取り組んでいます。
これは,タブレットがあるからこそできる学習です。
このようにタブレットを使った学習,紙と鉛筆を使った学習のそれぞれの良さを使い分けて,子どもたちのより良い学びを作るために,今後も研究を続けていきます。