ひばりっこブログ

算数の学び方(3年生)

3年生の算数の授業では、現在「1けたをかけるかけ算の筆算」の単元を学習中です。

これまで、子どもたちにとってかけ算といえば、九九の世界しかなかったものが、今回で一気に範囲が広がり、次の「2けたをかけるかけ算」へとつながっていくのです。

本校の算数指導で、大切にしているのは、覚える算数ではなく考える算数です。

これをご覧の皆様は、なぜかけ算の筆算はあのような手順が組まれているのかを考えたことはありますか?

 

かけ算の筆算の仕方を覚える算数では、「将来、筆算なんて使う?算数は何の役に立つの?」と言われてしまいます。

でも、その筆算の過程がなぜあのようになっているのか理解できれば、これまでに知っていることを使って新たな考えを創り出す経験ができ、その経験はこれからの人生にきっと役に立つはずです。

 

今回、3年生の子どもたちは、筆算に入る前に20×3の計算のしかたを考えました。今のところ使うことができる計算は、たし算、かけ算九九、10×□、かけ算は順番を変えても答えが変わらないことです。

これまでに習ったことを組み合わせて、どんな発想を生み出すのか。同じ考え方でも、子どもによって表現の仕方は異なります。

実は授業をする私たちもワクワクする場面です。

このように、新たな問題との出会いでは、使える考え方を整理した上で、自由に創り出すことを大切にしています。

これからも算数を楽しんで、算数を好きと言える子どもたちを育てていきます。