５年生の社会科で，林業について学びます。教科書には奈良県吉野郡の川上村の林業について，吉野杉などの話が書かれています。今回，なんと本校５年生在籍児童のおじいさまが，実際に川上村にお住まいで林業に携わっているというご縁があり，５年生全体に特別授業を行ってくださることになりました。

吉野林業の発祥についてや，森林の面積や山守制度についてや，吉野杉の効果についてなどなど，様々なことを，時にはクイズや映像を交えながら，わかりやすく説明してくださいました。

樹齢400年になる木は，高さ55mにもなり、幹の直径は170㎝で周囲は５m40㎝にもなるそうです。大きな切り株の見事な年輪を見せてもらい，児童はその大きさにびっくりしていました。

木を切り倒す際の映像や，木を輸送する際のヘリコプターの映像も興味深く，「ヘリコプターで運ぶ時，落としたりしないんですか。」などの素朴な質問が児童から出ていました。実際にやっていた人でないとわからない体験談を聞くことができて，非常に興味深くお話に聞き入っていました。

立派な年輪が刻まれた吉野杉の板とお箸をお土産にいただき，「この木，とってもいいにおいがする。落ち着く。」「嫌なにおいもすってくれるし，部屋に飾ろう。」などと，児童はとても喜んでいました。貴重なお話を聞かせていただき，本当にありがとうございました。