ひばりっこブログ
2025/03/12
総合 「お米(お米づくり)」まとめ(3年生)
3年生は,「里里」に関わる活動を年間を通してたくさんしてきました。
お米作りについて,田んぼについて,生き物について,農薬について…。たくさんのことを考えました。
田んぼに入ったり,生き物やお米を触ったり,しめ縄を作ったり…。たくさん体を動かして「働き」ました。
「田起こし→田植え→草抜き→稲刈り→脱穀→おにぎり作り→しめ縄作り」の1年間の流れを体験することで,多くのことを学び,考えることができるようになった子どもたち。最後は,それぞれがロイロでまとめました。子どもたちのまとめを2つ紹介します。
「お米作りのすばらしいところは,毎日農家の人が汗だくになってがんばっているところです。農薬をつかっていない人が草をぬいたり,お米を食べる虫をやっつけたりして,一生懸命働いているところです。その理由は,田んぼに草が生えるから草抜きをしないといけないからみんな大変だからです。自分でもいやなのに,農家の人は,お米を一等米にするために頑張っているからです。ただ,心配なことがあります。それは,いろんな生き物に稲を食べられてしまうことです。一生懸命働いていたのが,水の泡になるから心配です。農薬を使うか,手で生き物をとり,草抜きをするかを選ばないといけません。しかも,毎日しないと,稲が食べられてしまいます。農薬を使うのが1番いいけど,安全やおいしさを考えると,私は,やっぱり虫をとったり草抜きをしたりするのがいい方法だと思います。最後に,お米を作って,育てて,食べて思ったことは,農薬を使わないことは大変なんだなあと思いました。あと,草抜きをしないといけなくて,草抜きを頑張っていることがすごいなと思いました。」
「お米作りのすばらしいところは,確かに大変だけれど,できあがったときにとても嬉しく達成感があるところと,たくさんの生き物に会えたり,体験できたりするところです。その理由は,がんばって作ってきたお米ができあがると,すごく大変な作業ばかりだから,よくここまでがんばったなあと思えるからと,お米一本でおたまじゃくし25ひきが育てられると言われているからです。ただ,心配なことがあります。イネミズゾウムシが苗を食い荒らしてしまうのです。この食い荒らすときが,ちょうど稲を植えたばかりのときなので,イネミズゾウムシも進化した結果なのかもしれないです。農薬を一切使わず,もっとひばりの里を自然に近づけてトンボなどを増やせばトンボがイネムシゾウムシを食べてくれて,自然の力で駆除すればいいと思います。最後に,お米を作って,育てて,食べて思ったことは,こんなに昔の人は苦労して作っていたんだなと思いました。稲刈り,はざがけ,脱穀,もみすり,精米,大変な作業ばかりで,しかも,機械を使わずに人の力だけで,あの大きな田んぼをしていたと思うと,昔の人はすごいだなあと思います。」