校長室の窓から
2017/03/12
第67回卒業式
第67回卒業式が行われ、141名の卒業生が雲雀丘学園小学校から巣立っていきました。
式場の学園講堂の席は、4年生・5年生の在校生と、ご臨席いただいたご来賓・保護者の皆さんで埋まりました。
5年生の演奏する「威風堂々」に合わせて、卒業生が堂々と入場してきます。
本校の伝統的な入場曲で、式場の雰囲気が引き締まる瞬間です。
国家・学園歌の斉唱に続いて、卒業証書の授与です。
担任の呼名の声と、児童の「はい」という返事が、式場に響き渡ります。
一人ひとりに卒業証書を渡しますが、みんなしっかり私の顔を見ながら、立派な態度で受け取ってくれました。
卒業証書授与 式辞
在校生送辞 卒業生答辞
卒業の歌
卒業証書授与で、ずっと泣いていた担任もいました。
注いできた愛情や子どもたちと過ごした日々への思いが込み上げてくるのでしょう。
そういった教師の思いもしっかり受け止めた立派な卒業生の態度に、私も気持ちが溢れそうになってしまいました。
67回生は、私の本校着任と同時に入学し、6年間をいっしょに過ごしてきましたので、特別な思いで迎えた卒業式でした。
6年間で、心も体も学力もしっかり伸ばしてくれた学年の卒業は、学校としても誇りに思います。
理事長挨拶では、常務理事から挨拶の大切さをお話いただきました。
来賓祝辞では、PTA会長から運動会での立派な演技を褒めていただき、みんなの夢は実現できると、励ましていただきました。
在校生送辞も卒業生答辞も、落ち着いた態度でしっかり読み上げ、式場のみんなの心に届くものでした。
卒業生の歌「この星に生まれて」を聞き、送別の歌「ほたるの光」を歌うときに、こみ上げるもので声が出なかったのは、私だけではなかったはずです。
退場していく卒業生には、大きな拍手が送られました。
卒業式は6年間の小学校教育の集大成でもあります。
6年間で、きちんと伝えられたこともあれば、不十分だったことも多々あります。
しかし、雲雀丘学園小学校の卒業生であることに誇りを持って、これからの人生を力強く歩んでくれることを願って止みません。