校長室の窓から
2017/12/15
贅沢な音楽の授業
今日の4年生の授業は、いつもと違います。
音楽室に入った子どもたちを迎えたのは、5人の大学生でした。
授業の始まり
今日は、神戸女学院大学で音楽を学ぶ皆さんのアウトリーチ授業です。
毎年お世話になっていますが、今年のテーマはモーツァルトのアンサンブルです。
アンサンブルというのは、「一緒に」とか「共に」を意味するフランス語で、音楽では二人以上が同時に演奏することを言います。
「誰かと心を合わせて演奏すること。」という説明が、子どもたちの心にも届いたのではないでしょうか。
最初に、オペラ「フィガロの結婚」から召使い役とお嬢様役の歌手のやりとりを、続いて「ケッヘル381」のピアノ連弾を聴かせていただきました。
オペラ「フィガロの結婚」より ピアノ連弾
歌もピアノも、お二人が心を合わせて練習したことが伝わる、素晴らしいものでした。
次に紹介していただいたのは、楽譜を逆さにして見ても演奏できる、不思議な曲「鏡のカノン」です。
ここでは、リコーダーで4年生も参加しての演奏です。
1つの楽譜を挟んで、同じ部分を上からと下から見ながら、同時に演奏します。
楽譜を上下から見て演奏
これがちゃんと素敵なハーモニーを奏でるのが不思議でした。
続いて、三重唱・五重唱の歌を聴かせていただきました。
男声は音楽の先生
いくつもの声が重なり、しかも調和している不思議な音楽の世界に、子どもたちの目も耳も心も引き込まれて行きました。
最後に、みんなでクリスマスソングを歌って、楽しい音楽の時間を締めくくりました。
みんなが音楽の魅力の中に浸り、あっという間に過ぎた1時間でした。
素敵なアウトリーチをしてくださった神戸女学院大学の皆さんに、感謝申し上げます。
有り難うございました。