校長室の窓から
2019/01/17
1月17日
この地域に生活する私たちにとって、忘れてはならない日を迎えました。
私も今朝は、あの時刻に合わせて黙祷をしてから出勤しました。
24年前の早朝に発生した阪神淡路大震災の犠牲者は、亡くなられた方だけで6434名と公表されています。
他にも、多数の方が負傷されたり、住む家を失われた方も数知れません。
私は、当時勤めていた学校に何とかたどり着き、グチャグチャになっていた教室を片付けた後、児童の安否確認に校区を回ったときのことを鮮明に覚えています。
ほとんどの家が、何らかの被害を受け、中には全壊した家屋もありました。
住めなくなった家を片付けている自分のクラスの子に、何と声をかければよいのか、言葉が出なかったことが、今でも悔やまれます。
あれから、東日本大震災などの地震も発生し、その都度大きな被害が出ています。
去年の6月に発生した大阪府北部地震は、登校時刻に重なりましたので、難しい対応を余儀なくされました。
この国では、いつでも何処でも、地震の発生に備えなければなりません。
そんな中、今日は学校で避難訓練を実施しました。
校舎の何処が壊れているか、私にも知らされていない中での、実践的な訓練です。
地震の揺れが収まると同時に、教員室からトランシーバーを持った教員が校内の確認に走り、安全が確認されたコースを通って児童は避難します。
講堂に避難 震災被害の映像
講堂に避難した子どもたちは、震災の被害者に黙祷を捧げ、阪神淡路大震災の映像を鑑賞し、地震の怖さを再確認しました。
私からは、地震はいつ何処で発生するかわからないこと、何より心の備えが大切なことをお話ししました。
備蓄している食料と水
今日1日は、阪神淡路大震災の日のことを思い起こす日にしたいと思います。
そして学校では、今後とも、様々な災害への備えを怠らないようにしなければなりません。