校長室の窓から

酸素と二酸化炭素

 私たち教師は,授業をすることが大切な仕事の一つです。ですから,授業の力を向上させることが必要なのです。では,授業の力とは何でしょうか。教育の理論的には様々な考え方がありますが,授業の力とは,子ども達が豊かな学びを手に入れるための案内(ガイド)をすることだと考えています。良いガイドになるためには,授業を公開してお互いに意見を交換したりアドバイスをもらったりすることが必要です。雲雀丘学園小学校では,年間5~6本の研究授業をして研修会を持ちます。
 コロナの影響で,狭い教室に多くの教師を集めることが良くないと考え,授業の様子を動画に撮って全教員に見てもらってから研修会をしていましたが,昨日は,広い理科室だったので全教員参加の研究授業を行いました。先取り教材の『ものが燃えるしくみ』の5年生の授業でした。

              

    酸素と二酸化炭素の割合を変えた集気瓶の中でろうそくの燃え方(消え方)を観察し,その結果をもとに考察したことをグループで意見交換しました。その後,代表者がタブレットを使って全体の場で発表し,全員で共有するのです。研究テーマが『論理的な思考力を育てる』ですから,考える場面を設定する必要があります。子ども達は,既習内容を参考にしてグループで話し合いをしていました。事後の研修会は,後日,教員を6つのグループに分けてオンラインで行います。