校長室の窓から

出汁 香る

 10月4日と5日の2日間,大阪ガスネットワークと甲南女子大の学生さんによるコラボ講座が開かれました。テーマは『だし』です。世界に素晴らしさを誇る和食に欠かせないだしですが,だしが出る材料である昆布や鰹節などについて歴史や成り立ちなどを教わりました。
 続いて,いよいよお待ちかねの調理実習です。わかめと油揚げと大根の味噌汁を作りました。4人一組のグループに学生さんがサポートについてくださり,いろいろ教えてくださりながら,お手伝いをしてくださいました。
 昆布のだしを出した後,削り鰹を入れて,合わせだしを作り,切った大根や油揚げやわかめを入れます。味噌を溶いて,煮立ったら火を止め,小口切りのネギを入れて完成です。だしの香りと味噌の香りが家庭科教室にただよいました。

               

 食べられるものを無駄にしないという観点から,出し殻の鰹節と昆布は,佃煮に,大根の皮や茎は豆腐ハンバーグの具に,また,梅肉との和え物にと,創作料理も教えてくださいました。だしがきっちりと効いた温かい味噌汁に大満足の子ども達でした。
 大阪ガスネットワークの皆様,甲南女子大の先生と学生の皆さん,2日間準備から後片付けまでお世話いただきありがとうございました。