校長室の窓から

アルミのヴァイオリン

 10月30日に音楽鑑賞会が行われました。演奏してくださったのは,『スギテツ』というグループです。「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに演奏活動を続けておられるピアノの杉浦哲郎さんとヴァイオリンの岡田鉄平さんが,映像を交えて楽しい音楽を披露してくださいました。
 トムとジェリーのアニメに音楽をつけたり,ウルトラマンが出てきたり,犬のおまわりさんとベートーベンの運命をコラボさせたりとクラッシックの曲を身近なものに引き寄せる鑑賞会でした。最後は,『はばたけ キミとボク』を全員で歌って終わりました。
 岡田さんは,アルミでできたヴァイオリンを紹介してくださって,演奏を聞かせてくださいました。山口県の下松市にある新幹線を作っている日立製作所で作られたようです。アルミの板を新幹線と同じ『叩き出し(打ち出し)工法』で職人さんがヴァイオリンを仕上げたものだそうです。少し,金属の震えるような音が感じられました。
 名曲をただ聞くだけのコンサートではなく,子ども達が興味を引くように編曲を加えて聞かせてもらい,子ども達も大喜びの1時間でした。スギテツさんとサポートの皆さん,ありがとうございました。