校長室の窓から

聞きわける力

 11月16日に予定されている音楽発表会にむけて,講堂での練習が佳境に入りました。2年生と5年生がクラスごとの合奏と2クラス合同での合唱を発表します。また,創立70周年を記念して作られた『はばたけ キミとボク』の2学年での合唱も披露します。
 どのクラスも9月の下旬頃から音楽の時間に少しずつ練習を始めました。昨日の練習では,本番と同じように舞台に立って演奏をしていました。5年生の演奏を聞きましたが,どのクラスも完成した演奏で,担任のタクトに合わせて楽器を奏でていました。ところが,音楽科の教師は,音のずれやリズムの違いを的確に聞き分けて,パートごとに確認するなど,細かいところを修正していました。私が聞いたところ,違和感は感じなかったのですが,指揮をしていた担任も同じ意見でした。
 一言二言のアドバイスで,もう一度演奏し直してみると,音やリズムの揃った力強い演奏に仕上がっていったようでした。
 音楽を指導するのには,研ぎ澄まされて聞き分ける力が必要なのだなと感じました。あと1日,同じ曲を演奏したり歌ったりする仲間と心を一つにして練習し,本番の演奏へと繋げてもらいたいと願っています。