校長室の窓から

「野球しようぜ」

 月曜日の避難訓練が終わって教員室に戻ってきたタイミングで,宅配便が届き,その中に大谷翔平選手から寄贈を受けたグローブが届きました。年末に「グローブお届け日の希望はありますか」のアンケートがあったのですが,「指定なし」 と回答したので,いつ届くかとドキドキしながら待っていました。
 その場に居合わせた教師も,大喜びで写真を撮っていました。早速,子ども達に披露しようと,テーブルを出して,自由に触ってもらうことにしました。子ども達は,歓声を上げながら手にはめていました。翌日からの学年別参観日に来られた保護者の皆様にも見ていただいています。
 全国の小学校に右投げ用の大きさの違うグローブが1つずつ,左投げ用が1つ合計3つ入っていました。箱の中には,大谷選手のメッセージが入っていて,最後は,「野球しようぜ」で締めくくられていました。そのメッセージの中で,私が感心したことは,
「この機会に,グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。」
という一文でした。私費を出して日本全国の小学校,18980校に送ってくれたのは大谷選手なのに,ご本人が,感謝しているという心に彼の素晴らしい人間性を見た気がしたのです。大谷選手は,常にいろいろな人や物に感謝しているのだなということを私も大いに見習いたいと思いました。
 大谷翔平選手をますます応援したくなった人は,私ばかりでなく,世界中に溢れていると思います。新天地でのスタートとなりますが,けがに気をつけて,ご活躍されることをお祈りいたします。