校長室の窓から

寄りそう心 ーわたしたちにできることからー

 29年前の今日,1月17日の午前5時46分に襲った阪神淡路大震災で,6434人という多くの犠牲者が出ました。本校でも,児童の保護者が1名,尊い命を亡くされて,深い悲しみを覚えました。家が壊れたり,ガスや水道が使えなかったり,鉄道の不通区間があって,倍以上の時間をかけて登下校したりと普段と違う生活に多くの子ども達やその家族,教職員がつらい思いをしました。
 あのときのつらさを,今,能登半島地震で被災された方々が感じておられると思うとなんとかして支援したいと思いました。 29年前は,日本のみならず海外からも多くの人々がボランティアに来て,助けてくださいましたが,能登半島は,道路状況が良くなくて簡単には個人のボランティアに行けない現状があると報道で聞きました。冬休み中から私は,様々な不便を解消してもらうには,募金で支援した方が良いと考えていました。
 ちょうど,先週の部活動の時間に,児童会役員の子ども達が募金活動をすることを自発的に決めてくれました。雲雀丘学園小学校児童会として,取り組んでいます。お年玉やお小遣いの一部を募金に協力し,被災されて困っている人の役に立てれば,嬉しいです。参観に来られた保護者の皆様にも呼びかけています。ご協力をよろしくお願いします。