校長室の窓から

八十八の手間

 田植えから約1ヶ月,ひばりの里の田んぼを見に行きました。 この1ヶ月,子ども達は,雑草を抜きに来て,稲の生長の様子を観察しました。『イネミズゾウムシ』という聞き慣れない害虫が発見されたことで,ゲストティーチャーの方や,常務理事,手空きの教師や教頭先生まで駆除に駆けつけて下さいました。1匹1匹手で駆除してくれました。
 中高校の科学クラブが,無農薬農薬(原料 :ドクダミ・ヨモギ・コーヒー殻・ジャスミン茶・唐辛子・ニンニク・ワサビ・酢・酒 など)を作って試してくれたことも少し効果があったようでした。おかげさまで,繁殖のピークは過ぎて,危機は脱したようでした。
 これからは,水の管理や病虫害の予防,大雨や台風の備えなど自然とうまく順応しながら収穫に向けて米作りの手間をかけていかなければなりません。人々が,昔から神様に豊作を願ったように,私たちも少しでも多くの収穫を雲雀丘の神様に願っています。