校長室の窓から

稲刈りを終えた田に

 (ひつじ)は,稲刈りをした後の株にもう一度生えた稲のことです。稲の(ひこばえ)という言い方もあります。学問的には,『再生イネ』と呼ばれます。一般的には二番穂とも呼ばれ,穭稲(ひつじいね)・穭生(ひつじばえ)ともいい,稲刈りのあと穭が茂った田を穭田(ひつじだ)というそうです。
 稲刈りが終わったひばりの里の田んぼにも『再生イネ』が生えていました。稲は,もともと熱帯地方から伝わり,一年に二回以上収穫できる『多年草』の特徴も持っているようです。ただ,2回目になると穂やもみの量も少なくなっているようです。
 稲も植物ですから,なんとかして子孫を残そうと知恵を絞って生きているようです。稲刈りが終わると秋も本番で,米だけではなく,芋,豆,栗など,収穫の秋,実りの秋が深まっていくようです。