心まにまに
2021/03/31
雲雀丘の さくらだより
学園の正門を入ったところのソメイヨシノです。
青空の下、満開の花が気持ちよさげに風に揺れています。
その様子に、こちらまで晴れ晴れとした気持ちになります。
この写真を撮っているときに、たまたまそばを通りかかった中高校の先生が
「あちらのほうの八重桜も咲きはじめてますよ」
と教えてくださいました。学園事務局の北側のヤエザクラです。
その先生が早朝に見たときは一輪しか咲いていなかったそうです。
暖かさに誘われて、どんどんと蕾が膨らんできたようです。
ソメイヨシノとは違った美しさがありますね。
ソメイヨシノの木の下には花びらがたくさん落ちていますが、その中に、5枚の花弁がきれいに揃った花がたくさんまじっています。
「花びら」ではなく「花」が落ちているのですね。こんなふうに。
スズメなどの野鳥がサクラの蜜を吸うときに、花を根元から落とすと聞いたことがあります。
花が開いた後に寒の戻りがあったときも、花が落ちると言われています。
昨日の仕事帰り、雲雀丘花屋敷駅から1年生の女の子と同じ電車に乗り合わせました。
TKCに参加した帰りのようです。
女の子は「これ、どうぞ」とサクラの花を一つ、くれました。5枚の花弁がきれいにそろった花です。
抱えている帽子の中には、まだまだたくさんのサクラの花が入っていました。
「それで押し花ができるんじゃない?」
「うん、そうしようと思っていっぱいひろったの!」
「じゃあ、先生も押し花にしてみるね。あ、スマホの透明ケースの中に入れたら押し花になるかな…?」
と、その場で透明ケースの中に挟みこむと、女の子はクスクスと笑っていました。
どうです? いいでしょう?