心まにまに
2021/05/11
青に、黒に、赤茶
「青に、黒に、赤茶。 青に、黒に、赤茶。 青に、黒に…」
と、呪文を唱えながら出勤しました。
なんのことかと言いますと…、
昨日の朝、正門を入ったところで1羽の鳥を見かけました。
羽の色は、くすんだ青。
地面にたたずんで、サクラの木を見上げていました。
むこうは野鳥、もちろん私の存在に気づいているはずです。
目も合いました。
それなのに、私が横を通り過ぎても逃げようとせず、サクラの木を見上げています。
(なんという鳥かな? 野鳥に詳しいO先生に尋ねよう。)
私は鳥の体の色を覚えようとしました。
「頭から背中が青で、おなかは黒で、足の方は赤っぽい茶。
上から青に、黒に、赤茶。青に、黒に、赤茶…。」
そのうち、その鳥は飛んでいってしまいました。
朝のうちにO先生に
「頭から背中が青くて、腹まわりが黒っぽくて、下の方は赤茶の鳥で…」
と尋ねると、すぐに
「イソヒヨドリです」
と教えくれました。
あぁ!
あれがイソヒヨドリか!
最近、学園の中にイソヒヨドリという鳥がいると聞いていましたが、初めて見ることができました。
調べると、いろいろなことが分かりました。
イソヒヨドリは海辺の磯の凹みに営巣する野鳥で、30年ほど前から都市部でも見られること。
雑食性で、虫やカエル、人間の食べ残しまで食べること。
その羽の色から「幸せを呼ぶ青い鳥」とも言われること。
幸せを呼ぶ鳥…、ステキな鳥に出会いました。
折しも昨日は愛鳥週間の初日です。
おまけ。
野鳥に詳しいO先生は、
「そのイソヒヨドリは、ここに巣を作っているかもしれない」
と言っていました。
体育館のてっぺん。
ときどき見上げて、「幸せ」をチェックします。