心まにまに

作品は分身

先日、図工科のH先生と雑談をする中で

「最近、自分自身の作品を作ってる?」

と尋ねると、

「今、キャンバスの木枠を作ってますよ。」

と返ってきました。

 

 

長方形に組んだ木枠に布地を張ったものが、キャンバス。

キャンバスの完成品は画材店で購入できますが、布地の張り具合は描く人の好みがあるため、

木枠と布地を別々に購入して自分で布地を張る人もいます。

私も経験がありますが、シワが出ないように張るのは少し慣れが必要です。

 

H先生は「木枠を作っています」とのこと。

木枠からとなると…、けっこう手間がかかります。

「そのほうが、安くあがるので。」

と笑っていましたが、きっと細かなこだわりがあってのことでしょう。

絵が完成したら見せていただこうと思います。

 

 

図工の時間を覗くと、どの学年も楽しそうに作品作りに取り組んでいます。

作品作りは「分身作り」と言われるように、その時々の自分の気分や思い、興味などが如実に表れます。

子どもたちには、自分を表現する時間を存分に楽しんでほしいものです。

途中で失敗したら、一からやり直せばいいのです。

図工は楽しい時間ですから、失敗に悶々として取り組むような無駄な時間は必要はありません。

 

図工の時間に学習したことが楽しくて、「家でもやってみたいから」と材料を持ち帰る子がいるようです。

そんな話を聞くと、嬉しくなります。