心まにまに
2021/06/15
折り目、正しく…
「先生は、折り紙で何を折ることができる?」
2年生の男の子が、少し上からの目線で尋ねてきました。
どうやら、彼は折り紙にはまっているようです。
そして、レパートリーがどんどん増えているようなのです。
私も負けじと数少ないレパートリーを答えましたが、
「それ、ぜんぶ、作ることができるよ。」
と、一蹴されてしまいました。
できることが増えると嬉しい。彼の気持ちが、とてもよく分かります。
巧緻性(こうちせい)という言葉があります。
手先や指先(手指)を上手に使う力のことを言います。
まさに、折り紙は巧緻性を育むにはもってこいの遊びです。
最近は、折り紙を『たたみ紙』にする子が見られます。
紙を曲げたあと、手のひらで「押さえて」折り目をつけるのです。
指先を使い、しっかりと折り目をつけないといけませんね。
折り進めるたびに紙のズレが出てきますから。
まぁ、そういう失敗も経験として…、
紙の角と角をあわせる、折り目を指先でつけるといった巧緻性を、
楽しみながら身に付けていってほしいものです。
今度、2年生の男の子に、折り紙を教えてもおらうと考えています。
私の場合は巧緻性を育むのではなく…、
回転の鈍くなった脳みそを刺激するためです。