心まにまに
2021/07/16
のび太くんのように…
保護者のみなさま、
先日は暑い中を個人懇談にお越しいただき、
ありがとうございました。
私は個人懇談をしておりませんが、
子ども図書館で保護者の方を待つ子たちと一緒にいました。
そのときに、こんな本を見つけました。
心に響くドラえもん名言集
『ドラことば』
『ドラえもん』の登場人物である
のび太くんとしずかちゃん。
この二人はコミックの中で、
将来、結婚することをご存じですか?
結婚式の前夜に、しずかちゃんのお父さんが
愛する娘に贈った言葉が、この本にありました。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとって、だいじなことだからね。」
何気に手に取った本ですが…、
まさにタイトルの通り、心に響きました。
「人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる…」
私もこの年齢になって、多くの人と関わり、大切な人が増え、
「人を想う」ことが少しはできるようになったと思うのですが、
「自分のしあわせを願ってもらい、自分の不幸を悲しんでもらう」
に甘えることがあります。
そして、それに頼ってしまうことも…、恥ずかしい話ですが…。
そして、昨日、
3年月組の学級通信『3・月ダァー!』を読みました。
そこに、担任のI先生の子どもたちへの思いが綴られていました。
一部、紹介させていただきます。
「4月から担任をさせていただいた感想は…。ズバリ『子どもたちの優しさを感じる毎日』でした。特に感じたのは、国語の教材『まいごのかぎ』の振り返りの文章を読んだ時です。落ち込んでいた主人公が、最後の場面で明るい気持ちになります。このことを喜んでいる子どもたちの多いこと。主人公のことを心配していたんですね。そして最後は一緒に喜んでくれていたのですね。…」
まさに、人のしあわせを願い、
人の不幸を悲しむことのできる子たちではないですか。
これも、また、心に響きました。