心まにまに

カーボン…

ここは、私の好きな場所です。

京都府 舞鶴市の

五老ヶ岳(ごろうがたけ)展望台からの眺め。

入りくんだ舞鶴湾の海岸線や、

半島の稜線の表情が豊かでしょう。

「近畿百景第一位」に選ばれたほどの名勝ですが、

人が少なく、落ち着いて絶景を楽しむことができます。

遠く、この岬の先にあるのは…、発電所です。


関西電力「舞鶴火力発電所」。

ここは「石炭」を燃料とした火力発電所です。

大きなタンク(サイロ)は石炭を貯蔵するもの。

巨大なサイロを目の前にすると、

その迫力に体がのけ反ります。

 


話は変わりますが…、最近、

「カーボン・ニュートラル」

「ゼロ・カーボン」

「脱炭素」

という言葉をよく耳にしますね。

 

簡単に言えば、

石油、石炭、天然ガスなどの

「化石燃料」を燃焼させた際に出る

温室効果ガスの排出量削減や

吸収を目指す取り組みのこと。

日本では2050年を目標に

温室効果ガス排出ゼロを目指し、

多くの企業が取り組みを発表しています。

 

ある自動車メーカーは2050年までに

全ての新車をEV化すると発表しました。

ある事務機器メーカーは使用電力を

100%再生可能エネルギーで調達するようです。

 

この火力発電所も、

燃焼ガスの抑制に工夫をしています。

石炭の燃焼は

温室効果ガス増加に直結しますからね。

 

そう、子どもたちが学習している

SDG’sの取り組みのいくつかは、

ゼロ・カーボンと大きな関わりがあります。

 

今の子どもが大人になっても

素晴らしい景色に感動できるよう、

個人でもゼロ・カーボンを意識しましょう。

 

ちなみに…、

『たき火』は二酸化炭素ガスを発生させるので、

ゼロ・カーボンに反するのかな…?

いえ、たしかに二酸化炭素ガスが発生しますが、

それまでに、その木が排出してきた酸素量と相殺され

問題はありません。

 

あくまでも、「化石燃料から発生するガス」が

問題となるのです。