心まにまに
2021/09/22
カーボン…
ここは、私の好きな場所です。
京都府 舞鶴市の
五老ヶ岳(ごろうがたけ)展望台からの眺め。
入りくんだ舞鶴湾の海岸線や、
半島の稜線の表情が豊かでしょう。
「近畿百景第一位」に選ばれたほどの名勝ですが、
人が少なく、落ち着いて絶景を楽しむことができます。
遠く、この岬の先にあるのは…、発電所です。
関西電力「舞鶴火力発電所」。
ここは「石炭」を燃料とした火力発電所です。
大きなタンク(サイロ)は石炭を貯蔵するもの。
巨大なサイロを目の前にすると、
その迫力に体がのけ反ります。
話は変わりますが…、最近、
「カーボン・ニュートラル」
「ゼロ・カーボン」
「脱炭素」
という言葉をよく耳にしますね。
簡単に言えば、
石油、石炭、天然ガスなどの
「化石燃料」を燃焼させた際に出る
温室効果ガスの排出量削減や
吸収を目指す取り組みのこと。
日本では2050年を目標に
温室効果ガス排出ゼロを目指し、
多くの企業が取り組みを発表しています。
ある自動車メーカーは2050年までに
全ての新車をEV化すると発表しました。
ある事務機器メーカーは使用電力を
100%再生可能エネルギーで調達するようです。
この火力発電所も、
燃焼ガスの抑制に工夫をしています。
石炭の燃焼は
温室効果ガス増加に直結しますからね。
そう、子どもたちが学習している
SDG’sの取り組みのいくつかは、
ゼロ・カーボンと大きな関わりがあります。
今の子どもが大人になっても
素晴らしい景色に感動できるよう、
個人でもゼロ・カーボンを意識しましょう。
ちなみに…、
『たき火』は二酸化炭素ガスを発生させるので、
ゼロ・カーボンに反するのかな…?
いえ、たしかに二酸化炭素ガスが発生しますが、
それまでに、その木が排出してきた酸素量と相殺され
問題はありません。
あくまでも、「化石燃料から発生するガス」が
問題となるのです。