心まにまに

文字をいれかえて‥

映画『となりのトトロ』のメイちゃんは、

トウモロコシのことを

「トウモコロシ」と言っていました。


幼い子どもって、

こういう言いまちがいが可愛いですね。

おたまじゃくしは「おじゃまたくし」

ブロッコリーは「ブッコロリ」

エレベーターなんて、子どもによって

いろんな変換がありますから。

 

トウモロコシの

「ロ」と「コ」を入れ替えて

「トウモコロシ」

知っている言葉に近づけるために、

または、発音しやすくするために

このように、文字を入れ替えることを

「音位転換」と言います。

幼い子どもは、これを

無意識にしているそうですよ。

 

 

昨日、見かけたサザンカ。

きれいだったので写真に撮りました。


サザンカは、

秋の終わりから冬に咲く花です。

漢字で書くと「山茶花」。

 

あれ? 

漢字をそのまま読むと「サンサカ」。

なのに、どうして「サザンカ」?

 

じつは、これも

「サンサカ(サンザカ)」だったのが、

「サザンカ」に転換されたのです。

音位転換したものが、今の言葉になる‥

そんな例って、意外に多いのです。