心まにまに
2022/02/28
大人の思いと、子どもの気持ち
「玄関で脱いだ靴をそろえなさい!」
子どもの頃に、よく両親から言われましたが、
なかなかきちんと出来ませんでした。
言い訳のようになりますが‥、
「道徳心」というものは、
ある程度、成長することで身につくものです。
だから、幼い私には玄関で靴をそろえる理由が
理解できなかったのです。
ご飯を食べながら肘をついたり、
服の表裏を逆に着ていても平気でいたり、
おもちゃを片づけないでいたり‥、
これらも同じように、子どもにとっては
「なんでダメなの?」
という感覚だと思います。
大人が一生懸命に説明をしても、
子どもには伝わらないことがある。
じゃあ、出来ないことを放っておいたらいいの?
と言えば、そうではありません。
「玄関で脱いだ靴はそろえなさい。」
と繰り返し伝えて、それが出来たときに
「お母さんが言ったこと、きちんとできたね。」
「じょうずにできたね。」
と褒めることだと思います。
子どもは褒められたことは頑張ろうとするもの。
それからは自然と靴を揃える回数も
増えていくことでしょう。
まずは、褒めて、
すすんで出来るように仕向けることです。