心まにまに

大人の思いと、子どもの気持ち

「玄関で脱いだ靴をそろえなさい!」

子どもの頃に、よく両親から言われましたが、

なかなかきちんと出来ませんでした。

 

言い訳のようになりますが‥、

「道徳心」というものは、

ある程度、成長することで身につくものです。

だから、幼い私には玄関で靴をそろえる理由が

理解できなかったのです。

ご飯を食べながら肘をついたり、

服の表裏を逆に着ていても平気でいたり、

おもちゃを片づけないでいたり‥、

これらも同じように、子どもにとっては

「なんでダメなの?」

という感覚だと思います。

 

大人が一生懸命に説明をしても、

子どもには伝わらないことがある。

 

じゃあ、出来ないことを放っておいたらいいの?

と言えば、そうではありません。

「玄関で脱いだ靴はそろえなさい。」

と繰り返し伝えて、それが出来たときに

「お母さんが言ったこと、きちんとできたね。」

「じょうずにできたね。」

と褒めることだと思います。

子どもは褒められたことは頑張ろうとするもの。

それからは自然と靴を揃える回数も

増えていくことでしょう。

 

まずは、褒めて、

すすんで出来るように仕向けることです。