心まにまに

オトナの事情で…

エントランスから外に出ると、

2年生が樹木の観察をしているところでした。

タブレットで目についた樹木を撮影しています。

おそらく、教室のモニター画面に映して、

みんなで共有するのでしょう。

 

でも、遠目に撮影しているので、

樹木の小さな変化に気付いていないようです。

近くにいた男の子に尋ねてみました。

「サクランボがなっているの、知ってる?」

「え、ほんとに?」

「ほら、あそこ。」

「…、あ、ほんとや!」

きれいでしょ?

 

みんなにはナイショで

(子どもはそういうのが大好き)

一つ、取ってあげました。

食べたそうにしていたのですが、

「残念だけど、食べても甘くなくて、

 口の中がイガイガするんだよ。」

と言うと、ホントに残念そうでした。

 

梅の木にも実がなっているよと言うと、

まん丸の太った実を撮影していました。

これも取ってほしそうでしたが、

 

「う~ん、これは見るだけね。」

「え~、どうしてぇ?」

 

理由は…、大人の事情で言えません。

 

そろそろ、

氷砂糖を買っておかないと…。