心まにまに
2022/07/28
敬語って、むずかしい!
一昨日、6年生の夏期講習の
国語の授業を担当しました。
内容は「丁寧語。謙譲語、尊敬語」。
大人でも正しい敬語は難しいですよね。
『二重敬語』という言葉があります。
たとえば、
「着物をお召しになられる」
「ご連絡させていただきます」
は、二重敬語です。
「着物をお召しになられる」は
「お召し」+「なられる」と
敬語が重なっています。
正しくは「着物をお召しになる」。
「ご連絡させていただきます」は
「ご連絡」+「いただく」と
これまた、敬語が重なっています。
正しくは「ご連絡いたします」。
つい、丁寧に言おうと焦って、
尊敬語や謙譲語が重なることがありますよね。
「いる、おる」の敬語で
「いらっしゃる」という言葉もあれば、
「おられる」という言葉もあります。
教員室へ、担任の先生を訪ねてきた1年生が、
この二つの敬語をミックスしてしまい、
「○○先生は、おらっしゃいますか?」
「おらっしゃられますかぁ!?」
と尋ねるものだから、
吹き出しそうになることがあります。
丁寧に言わなきゃ!という気持ちが伝わるから、
余計におかしい。
かわいい『二重敬語』です。