心まにまに

針と糸

5年生が家庭科教室で

ポケットティッシュを入れるケースを

手縫いしていました。

 

 

基本の「並縫い」ですね。

黙って見ていたら、

子どもから声をかけられました。

 

「先生もやればいいのに。」

「うん、やりたいなぁ。」

「…というか、縫えるんですか?」

 

失礼だなぁ、

並縫いぐらいできますよ。

 

「じゃあ、玉結びはできる?」

「できる、と思う。」

「それなら、先生も縫ってくださいよ。」

「いや、無理、無理。

 まず、針の穴に糸を通すことから無理。」

「あぁ…、老眼ってやつね。」

 

その言い方、くやしい。

 

「先生、まぁ、挑戦してみて。」

 

と、針と糸をさし出してきました。

さらに、

 

「これもありますから!」

 

と、その子が取り出したのは

 

 

『糸通し』

 

あぁ、子どもの頃の裁縫セットに

これが入っていたような…、

でも、自分には必要ないと

その頃は思っていたような…。

 

授業の邪魔をしてはいけないので、

今回は丁重にお断りしました。

(逃げました。)

 

さて、

ティッシュケースの完成が

今から楽しみです。

布があれば、おうちでも

作ることができますね。

 

ポケットティッシュは

落とし物ランキング上位に

必ず入るものの一つ。

手作りケースに入れれば、

いつもより大切にすることでしょう。