心まにまに
2023/05/29
どの子も、子ども
先週の金曜日、
帝塚山学院小学校にて開催された
『西日本私小連 教員研修会』
に参加してまいりました。
ひさしぶりに
他校の授業を参観することに、
ワクワクした気持ちで出かけました。
授業研究会に参加するときは、
かなり早めに着くようにしています。
そして、
授業が始まる前の教室の子どもと
話すように心がけています。
今回は2年生とお話をしました。
教室で飼っているクワガタ虫のこと、
掲示してある図工作品のことなどを、
すすんで説明してくれました。
そのように、他校の児童と話をすると、
子どもは、どこの子どもも同じだと
あらためて感じます。
着ている制服や、
各々の学校の創立の精神は違っても、
子どもらしい素の部分は違いません。
以前、京都の私立小学校の
研修会に参加したときのこと。
同じように早めに出向いて、
1年生と話をしました。
そのとき、ある男の子が小声で、
「○○くんって、いいんだよ~。」
と話しかけてきました。
○○くんというのは、
クラスの友だちのようです。
「どうして?」
「だってさ、○○くんは
名古屋から通ってるから、
毎日、新幹線で通学してるんだよ。
毎日、新幹線だよ!
…いいなぁ~。」
その男の子は鉄道が好きなようで、
毎日、新幹線で通学する○○くんが
羨ましくてしかたがないのです。
心底から出たであろう彼の言葉が、
可愛くて笑いそうになりました。
素直ないい子です。
ひばりっ子に新幹線通学の児童がいれば、
おそらく、同じように
「うらやましぃ~…」
と言われるでしょう。
今回の研究会では、
生活科の授業を参観しました。
自由に意見を出し合うことができる、
良い雰囲気の授業でしたよ。
授業後の研究会では
考えることや学ぶことが多く、
充実した一日となりました。