心まにまに

寄り添う姿

昨日のひばりタイムのこと。

1年生の教室では、5時間目の準備を

子どもたちがしているところでした。

ロッカーに必要な物を取りに行ったり、

先生に提出物を出したり、

それぞれが自分のことをしています。

 

そのとき、ある女の子(Aさん)が、

別の女の子(Bさん)のそばに

駆け寄りました。

AさんはBさんの横に立ち、

顔を近づけて、なにやら小声で

話しかけています。

つぎに、

ポケットからハンカチを出して、

Bさんの左目の端を押さえました。

(私は、そこで初めて、

 Bさんが涙を浮かべていることに

 気づきました。)

さらに、

Bさんに自分のハンカチを握らせて、

右目の涙も拭くように

声をかけたようです。

Bさんは右目をハンカチで押さえて、

Aさんに返していました。

 

どうやら、

みんなから少し遅れをとったことが、

Bさんは不安だったのでしょうか。

その様子に、

Aさんが気づいてくれたのです。

 

「先生、Bさんが困ってます!」

と知らせてくれる1年生はいますが、

Aさんのあたたかい寄り添い方に

感動しました。

Bさんも、嬉しかったと思います。

 

そのあと、Aさんに

「お友だちにやさしくできたね。

 すてきだなぁと思ったよ。」

と声をかけました。