心まにまに
2025/09/11

心の距離を縮めるためには
「池田の駅の中で
カービィのビールを売ってるよ」
私と同じく、池田駅を利用している
1年生の男の子が話してきました。
今、阪急電鉄は『星の子カービィ』の
ラッピング列車を走らせています。
そのコラボ商品でしょうか。
「へぇ~、どこで売ってるの?」
「えっとね、マクドナルドの前の階段を
上がったとこに自動販売機があって、
そこで売ってる」
頭の中で、だいたいの場所の
検討がつきました。
「へぇ〜!知らなかった。
今度、見に行ってみよう」
と、その日に早速、見に行くと、
たしかに自動販売機があり、
カービィの絵柄が印刷された
飲料が並んでいました。
でも、それはビールではなくて
ソーダでした。
次の日、その男の子に
「昨日、見てきたよ!」
「あったでしょ?」
「うん、あったけど、ソーダだった」
「え!そうかぁ…」
「でも、ピールのように見えるよね」
学校では、子どもたちが
いろんな話を聞かせてくれます。
「先生、こんなこと知ってる?」
といった話が意外と多くあります。
知らないことを
「知らない」と言えること、
さらにその話題について
大人の自分が調べたり、
体験したりすることで、
その子との『心の距離』が
グッと縮まります。
大人でも、そうですよね。
紹介したお店に
「このあいだ、行ってきたよ」
と言われると、嬉しいものです。
私のように学級担任ではない教員は、
廊下を歩いていて
子どもが何気に話しかけてくるときが、
その子との距離を縮めるチャンスです。