心まにまに

おもしろい境地

大阪大学特任教授の坂口志文氏が、

ノーベル生理学・医学賞を

受賞されました。

 

受賞後、記者からのインタビューで、

子どもたち、

 将来の科学者の卵に向けて、

 どんな言葉を伝えたいですか?」

という質問に答えておられました。

 

「世の中には面白いこと、

 興味をそそることが

 たくさんあると思います。

 それは、お稽古事でもいいですし、

 スポーツでも、そして、

 我々がやっているような

 サイエンスでもいいのですが、

 やはり、そういうものに持続して、

 興味を持ち続けて

 いろいろな試みをしていますと、

 だんだんと興味も

 より洗練されて強くなっていく。

 自分が興味があることを大切にし、

 また、それを続けると

 新しいことが見えてくる。

 自分の中で、興味が

 形づいてくるといいましょうか。

 そして、気がついたら

 面白い境地に達していると…、

 そういうことが起きれば

 サイエンスに限らず、

 どんな分野でも面白いと思います。」

 

うん、うん…と、頷いて聞きました。

 

私も、普段から当ブログで

「お子様が、自分の興味あることに

 のめり込むように…」

と訴えています。

坂口教授のように、興味そのものが

花を咲かせることもありますし、

興味に付随した部分から

花が開くこともあります。

 

興味があることにのめり込む経験は

子どもたちにとって大切…、

坂口教授のインタビューを聞いて、

あらためて、そう思いました。