心まにまに
2025/10/24
漢字のこと
「漢字で書いてもいいですか?」
と、授業中に低学年の子どもが
教師に尋ねることがあります。
どういうことかと言うと、
「まだ、学習していない漢字を
書いてもいいですか?」
と尋ねたいのです。
まだ学習していない漢字でも、
私はどんどん使えばいいと思います。
自分の名前も漢字で書けるなら
書いてかまわない。
「友だちが読めるかな?」
と心配して尋ねるのでしょう。
それなら、
読みがなを横に書けばいい。
友だちもそれを見て、
漢字の読み方を一つ、覚えます。
大人が思う以上に、
子どもは漢字を読むことができます。
クラスの友だちの名札(漢字)は
学習していない漢字であっても
たいていは読めるのです。
「雲雀丘」という漢字を見せると、
「ひばりがおか、でしょ?」
と、1年生でも読みます。
生活の中で読みから覚えるのが漢字、
それをアウトプットすることを
拒む必要はありません。
ただ、
「漢字で書いてもいいですか?」
と尋ねる子どもが、
いつも正しい漢字を書くわけでは
ありません。
ひばりっ子は、「雲雀丘」を
「雲省丘」と書くことがあります。
間違いも大切な経験、
その時に書き方を覚えればいいのです。
