お知らせ
2014/09/20
栃の実
朝、いつも子どもたちを迎える場所に立っていると、後ろから近付いてきて、私の背中をトントンとノックする男の子がいます。
その子は、中高校側にある校門から登校してきて、低学年棟に向かうので、いつも私の後ろから近付いてくることになります。
気付いて振り返ると、いつも笑顔が待っています。
ある日、その子が「こんなのが落ちていたよ。」と言って、手に持った小さなものを見せてくれました。
ピンポン玉よりやや小さめで、クリと同じ色をしています。
半分は衣を着たようになっています。
どこで拾ったのか聞いて、その場所に行ってみると、他にもいくつか落ちていました。
文化館前を過ぎて、中高校の校舎にさしかかる手前の場所です。
見上げると、大きな木が通路に覆いかぶさるように広がっています。
トチです。
大きな葉を広げて、朝日を遮っています。
こんな場所にトチの木があるのをはじめて知りました。
そして、栃の実を見たのも初めてです。
お土産でいただく「とち餅」は大好きですが、どんな実なのかわかって感激しました。
この学園にも、世の中にも、まだまだ知らないことがいっぱいありそうです。