校長室の窓から

小さな幸せ

 朝のあいさつをしている場所は,専用通路の出口なのですが,そこにキンモクセイの木があります。ちょうど淡い橙色の小さな花弁がたくさん見られますが,魅力はなんと言ってもその香りです。
 マスクをしているとなかなか気づかないほどほのかな香りなのですが,出しゃばらず周りをほんのりさせるような雰囲気の香りだと思います。香りのある花がたくさん咲く季節と違い,立冬間近のこの季節に咲いている存在感が感じられます。
 相田みつをさんの「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」という言葉をふと思い出しました。キンモクセイの花の香りが漂う朝,子ども達が元気に登校してくる様子を見ることができて,幸せだなと,私のこころがきめた朝でした。