校長室の窓から
2022/06/27
服を着たまま
1時間目から水泳の授業がある3年生。観覧席でよい姿勢で瞑想をしてから準備体操に入ります。でも,何か変ですね。体操服やTシャツを着ています。この時間は,着衣水泳をするようです。服を着たまま水に入り,身体の自由が効かないことを体験します。そして,助けが来るまで,できるだけ長い時間,身体を浮かせる練習をするのです。教師が見本を見せてコツを教えた後,実際にペットボトルで浮いてみました。
服を着たままということは,川や池にはまってしまったときに,自分の命を守る訓練をしているのです。もちろん,子どもだけで川や池の近くに遊びに行くことは止めなければなりませんが,連日,子ども達が犠牲になる悲しい報道が後を絶ちません。着衣水泳の経験が役に立つという事故に遭わないように願うばかりです。
70年前に本校の臨海学舎では,島国日本で,海に投げ出されたときに自分の命を守るために遠泳が始まったと聞きました。コロナで2年間,臨海学舎に行っていませんが,今年は,実施する予定です。