校長室の窓から

8分9秒

    先週の金曜日,火事を想定した避難訓練が行われました。事前に,学校で災害が起こって避難するときに気をつけなければならないことを各クラスで学びました。1年生は初めての訓練ですから,素早く避難するための『お・か・し・も』を確認しました。
 朝の会が終わると欠席人数を各クラスの係が黒板に書きに来ています。10時15分頃,火災を知らせるサイレンが鳴り,教員が出火場所の確認に行きました。放送で,子ども達には避難を呼びかけましたが,刻々と確認に行った教員から情報が入り,放送で伝えていきます。出火元やけむりが出ている場所の情報を伝え,引率の教員が近隣の担任と連携し安全な避難経路を選んで避難しました。
 都市部の火事では,119番通報から現場に到着するまでの平均時間は5分から6分と言われています。消防自動車が到着するまでに避難を終えたかったのですが,サイレンが鳴ってから全校生と全教員の安全が確認されるまで8分9秒かかりました。煙が出ているところを避けて避難したので遠回りしたクラスが多かったようでした。
 何よりも子ども達の命を守ることを最優先していますので『か』けない(はしらない)と『し』ゃべらないがしっかりと守れていた避難訓練ができてよかったです。初めての1年生も真剣に参加していました。避難訓練は,年間3回行われます。