校長室の窓から

よろしゅう おあがり

 昨日は,穏やかな一日で,日中は暖かな陽の光が注いでいました。あるクラスの6年生と1年生の兄弟ペアがベル広場で昼食を食べました。6年生は,食べ終わっても1年生が終わるまでいろいろな語りかけをして待ってくれていました。しかし,1年生は,6年生より早く食べ終わると待たないですぐに遊びに行っていました。(笑)
 1年生の中には,チャイムが鳴っても食べ終わっていない子ども達が数人いたので,私は,そばについていました。マイペースで食事をしている子ども達が食べ終わって「ごちそうさま」のあいさつをした時に,「よろしゅうおあがり」と返事するときょとんとして「なに?」と聞くので,「残さないでよく食べましたね ということだよ。」と答えておきました。
 幼い頃,祖母の家で食事をいただいたときに,「ごちそうさま」とあいさつすると「よろしゅうおあがり」と返ってきたことを時々思い出しています。一人暮らしの時代は,帰省の折に実家の母もよく同じように返してくれていました。関西言葉独特の言い回しですが,私は,空腹が満たされ,食事が終わった後のその返答が耳に心地よく大好きな言葉の一つになっていて私もよく使います。