校長室の窓から

『もしも』に備える

 地震を想定した避難訓練が15日に行われました。揺れが始まった直後は,自分の身を守る行動をとり,揺れが収まると避難を始めます。手空き(子ども達の指導をしていない)教員が手分けして被害状況の確認をしますが,教室にいる教師は,近隣で連絡を取り合い,通れる避難路を探して避難するのです。
 教員室で被害状況のとりまとめをしていると,階段で通れない所が3箇所もあり,避難に支障が出ることが心配でしたが,6分少しで全校児童と教員の安全を確認しました。能登半島地震が起きてから二週間,子ども達も毎日触れる報道映像に心を痛めているのか,いつもよりも真剣に取り組んでいました。
 地震は,予知が不可能なので,絶えず備えなければなりません。設備や道具に加えて私たちの気持ちの持ちようも安全を確保するには大切だなということを改めて感じた取り組みでした。能登半島地震で亡くなった222名(1月16日現在)の方々のご冥福を祈る黙祷をして,訓練を終えました。