校長室の窓から

みんなが気持ちよく電車に乗るためには

 本校の児童739名が学園専用通路を使っています。つまり,全校の約87%が阪急電車を使って登下校していることになるのです。当然,阪急電鉄の皆さんにはお世話になっているのですが,普段,電車で一緒になる乗客の皆様にもお世話になっています。いや,むしろご迷惑をおかけしていないかがとても心配になります。
 電車に乗るときには,みんなが使う電車だということを忘れずに,大声でおしゃべりしないことや,割り込み乗車をしないこと,ドア付近に集まらないことをいつも呼びかけています。今朝も地区別朝会で確認しました。
 『自分たちが良ければいい』という気持ちが子ども達の中にあると,楽しくおしゃべりをして,つい大きな声になったり,早く乗りたいから割り込んだり,急いで降りたいからドアの近くに立っていたりしてしまうのです。
 「自分のことばかり考えているのは子どもの考え方。本当に賢い子は,人のことを考えられる子どもですよ。」と教頭が放送で呼びかけました。
 入学希望の保護者の方々とお話しする機会に,しばしば,「雲雀丘学園の小学生は,よく,電車の中で読書をしていますね。」とお聞きすることがあります。良くないことを指摘するばかりでなく,「そんな君たちの様子を聞くと,先生達は,みんな嬉しくなりますよ。」と伝えました。みんなが気持ちよく過ごせる車内にするために指導を続けます。