校長室の窓から

春眠 暁を覚えず

 本日のブログのタイトルにあるように,春は,ついつい眠たくなる時間帯はありませんか。新しい生活が始まり,緊張が徐々にとれて,下校の車内では,つい居眠りをして寝過ごしてしまうという1年生も今まで少なからずいました。
 健康を保つためには睡眠が大切であるというのはもちろんのこと,頭をしっかりと働かせるためにも睡眠が大切なことはご存じかと思います。加えて,子ども達の心を十分に育てるためにも睡眠は大切なのです。
 小児科医の成田奈緒子先生の著作を読むと,小学生に必要な睡眠時間は10時間だそうです。しかし,実際の生活リズムでは難しいといわれていますね。先生は,著作の中で,早く寝ることよりも早く起きることに力を注いでほしいと述べられています。10時間が無理だったら最低8時間確保して,陽が照り始める7時よりも早く起きることが大切だそうです。もちろん睡眠の質も大切なので,床につく前のゲームや映像の視聴は深い眠りのためには避けるべきだということです。
 よい生活リズムは,睡眠と食事。哺乳類の人間として,生きるための脳を発達させるためには欠かせない土台です。その土台の上に,技能や知識,思考力が育ちます。少し堅い話になりました。大切なのは,『寝る子は育つ』ということですね。
 写真は,昼休みに思い切り遊ぶ子ども達と,その後のひばりタイムの様子です。