校長室の窓から

1300年前のロマン

 水曜日の『勉強に行ってきます』のブログで,研修の話題に触れました。行っただけで勉強になったかどうかについて紹介したいと思います。
 日本の県庁所在地に132㏊もの広い土地が公園として存在するのは,奈良市だけだそうです。小規模な発掘調査を含めると現在まで50年以上続いているそうです。土器や礎石の跡,木簡などが出てきて,調査は続いています。
 案内してくださったガイドの方は,「戦中生まれです。」と自己紹介されていましたが,若くても80歳の方でしたが,足腰はしっかりとしておられて,人物の名前や年号,天皇の順番などすらすらと説明してくださいました。時々,語られるこぼれ話や裏話などを面白く話されて2時間があっという間でした。
 広い公園内をゆっくりと巡り,時折,ほおをなでる秋風と奈良時代のロマンを感じながら見聞を深めました。
 大極殿には,高御座(たかみくら)や屋根の鴟尾(しび)も展示してありました。再現され大極門や朱雀門,大極殿は,現代の建築技術で耐震工事もされているようでした。
 入場料や見学料は無料ですし駐車場も一番大きなエリア以外は無料ですから,ご興味のある方は,ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。高学年で校外学習に利用することも考えています。

         大極門(左)と大極殿(右)

             高御座(左)と鴟尾(中)朱雀門(右)