校長室の窓から

スピードをそろえて

 35℃越えの気温の下,50mプールでは,5年生が臨海学舎に向けて平泳ぎの練習をしていました。遠泳の平泳ぎは,顔をあげて泳ぎます。淡水のプールではそれが難しいので,ややもすると,手足を早く動かしながら身体の『浮き』を維持しようとするのですが,そうすると長い距離を泳ぐ体力が持たないのです。
 プールでは,少しくらい顔が鼻のあたりまで沈んでも,手足の動きをゆったり大きくとって,蹴った後に身体がまっすぐに伸びている感覚をつかませるようにしています。ゆったり大きく泳ぐことで,スピードの調節ができて,隊列を維持しながら泳げる力が身につきます。
 私も担任時代には,50mプールで子ども達と泳ぎながら指導したものです。当時を思い出しながら炎天下で頑張っている5年生に声をかけました。