心まにまに

マナー

今週は『通学マナー向上週間』です。

安全に、人に迷惑をかけずに登下校しているか、自分の行動を省みる一週間です。

とくに電車内のマナー、これは繰り返して指導をすることの一つです。

 

 

4年生は毎年、目の不自由な方からお話を伺っています。

以前、その方が「小学生のみなさんへお願いしたいこと」として、こうおっしゃいました。

 

「電車の中では、静かに過ごして下さいね。」

 

意外なお願いでした。でも、すぐに、その理由が分かりました。

 

「目が見えない者は、『音』と『声』を頼りにしています。

 電車の中では、車掌さんのアナウンスを聴いて自分の降りる駅を確認します。

 ところが、周りで大きな声でお話をする方がいらっしゃると…」

 

 

社会には、いろいろな人がいます。

お年寄りも、子どもも、妊婦さんも、

ケガをした人も、病み上がりの人も、

目が見えない人も、外国の人も。

みんなが気持ちよく過ごすための最低限の約束が、マナー。

 

4年生の子どもたちも、お話をうかがって「なるほど…」と気付いたようでした。