心まにまに

成長しましたね。

昨日、担任が研修会に参加するため、4年雪組の掃除と終礼の補助をしました。

私は2年前、この学年を担当しました。

さぁて、みんながどれだけ成長したのか、見せていただきましょう!

 

6時間目の終了は午後3時5分。

その時間に教室で待っていると、図工室から4年雪組の子どもたちが帰ってきました。

 

「あ、だれかと思ったら神吉先生!」
「はい、こんにちは。じゃあ、掃除を始めようか~。」

 

意外と掃除の取りかかりが早くて、感心。

…「意外」は余計ですね。

 

「掃除は3時20分までに終わらせまぁす。」
「え、早い!」「できるかな?」

 

できます。

掃除は無駄に時間をかけない、きれいにさえなれば、5分で終わっても良いのです。

 

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4年雪組では、教室の後ろに下げた机を一列ずつ元に戻すたびに、『ほうき隊』が登場します。

一列で前進しながら、ゴミを教室の後方に掃いていくようです。

カルガモの行進のようで、おもしろい。

 

校長先生が掃除のお手伝いにきてくださったこともあり、予定通り3時20分に終了!

 

「手を洗って、帰る用意をしましょう!」

 

…と言う前に、手を洗いに行く人たちがたくさんいますね。

これまた、感心。

 

「先生、帰る用意をしていいですか?」
「はい、どうぞ。」

 

2年生の時は、ここからの時間が長かったのです。

帰りの用意が早い子もいれば、お喋りに夢中で友だちを待たせる子もいました。

…ここでも誰も注意されることなく、さっさと席につきました。感心。

 

終礼の中で、『ごめんね、ありがとう』を今でも続けていることを嬉しく思いました。

その日にあった出来事で、「ごめんね」や「ありがとう」を友だちに伝え忘れていれば、終礼で相手に伝えるのです。

みんなの前なので、「ごめんね」「ありがとう」と口に出すことが恥ずかしいこともありますが、それだけに、伝えてもらう側は嬉しいのです。

何人も、手を挙げて伝えていましたね。

わだかまりやモヤモヤした気持ちは、その日のうちにスッキリさせることが大切。

明るい顔でおうちに帰らねばなりません。

 

なんと、私にも

 

「神吉先生、今日、掃除と終礼を見てくださって、ありがとうございます。」

 

と言ってくれる男の子がいました。感動です。

 

「先生からのお話です。」

 

と、日直さんから話をふられました。

通学マナー向上週間ということもあり、昨日の「心まにまに」に書いた内容を子どもたちに伝えました。

みんな、静かに聴いてくれました。

 

私が担当した時から2年しか経っていませんが、わずかな間でも子どもの成長は大きいものです。

自律心がずいぶんと育ちました。担任の先生の指導の賜物でしょう。

 

でもね、たびたび、ちょっかいをかけてくるところは昔のままなんですよ。

そこが、かわいいところです。