心まにまに

秋のめぐみをいただいて…

昔から中国では、

奇数は縁起の良い陽の数、

偶数はその逆の陰の数と考えられました。

 

それが日本にも伝わり、

縁起の良い奇数が重なる日を

『節句』としてお祝いしてきました。

 

3月3日は桃の節句、

5月5日は端午の節句、

7月7日は七夕の節句、

そして、最も大きな奇数が重なる

9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」として、

大切にされています。

 

重陽の節句には、

「秋の恵みをいただいて疫病を払い、

健康な生活がおくることが出来るように…」

という願いが込められています。

まさにコロナ禍の今は、それを願うばかりですね。

 

さて、秋の恵みには、

いろいろなものがあります。

果物で子どもに人気があるのは、ブドウ。

人気の理由は、

他の果物は物によっては酸味がきつかったり、

水っぽかったりするものがありますが、

ブドウは「甘さを裏切らない」からでしょうか。


秋の畑の作物といえば、サツマイモでしょう。

煮ても、焼いても、お菓子にしても、

とても美味しい万能選手です。

 

秋の『ナス』も美味しいですね。

最近、わが家の食卓には『白ナス』がよく登場します。


山のものとしてはキノコ類。

京丹波地方は「大黒本しめじ」という、

大きなシメジが名産です。

食べ応えがあり、瑞々しくて美味しいですよ。

 

マツタケ、もちろん美味しいのですが、

…諸事情のため我が家の食卓では

見かけることはありません。

 

みなさん、秋の恵みをいただき、

健康に過ごしましょう。