心まにまに

三人の真ん中

児童精神科医の佐々木正美先生の著書

『子育て百科』(大和書房)に、

このようなことが書かれていました。

 

親はどの子も

大切に思っているのですが、

どうしても上の子には期待を持ち、

下の子には甘い傾向があります。

 

ところが真ん中の子には、

そうしたメリハリが

あまり顕著ではありません。

これも比喩として

適切ではないかもしれませんが、

どちらかといえば

”その他、エトセトラ”

に近い感じです。

 

う~ん…、

まさに、私は「3人きょうだいの真ん中」。

 

兄とは一歳違い、

下が六歳も離れた妹となれば、

放ったらかされて当然ですね。

幼少のころから寂しい思いで過ごして…

と言いたいところですが、

そのような思いはありません。

 

たしかに、手のかけようは

兄や妹ほどではなかったかもしれませんが、

それでも悲観的にならなかったのは

祖父母や叔母が同居していたから、

なにかと構ってもらえる大人が

そばにいてくれたからでしょう。

 

ただ、核家族の中では、

佐々木先生のおっしゃる通りでしょうね。

 

我が家の、二人の成人した子どもは、

性格がまったく違うので

接し方に違いが生じました。

 

でも、逆に、その性格の違いは、

遡れば、それまでの親の接し方によって

現れてきたものかもしれません。

「上の子には許さなかったことを

 下の子に許してしまう」

と、佐々木先生はおっしゃっています。

その傾向は我が家にも…。

 

お子さんがたくさんいらっしゃる

ご家庭の皆様、

それぞれのお子さまへの接し方を

少し気にしてみてくださいね。