心まにまに
2021/09/28
三人の真ん中
児童精神科医の佐々木正美先生の著書
『子育て百科』(大和書房)に、
このようなことが書かれていました。
親はどの子も
大切に思っているのですが、
どうしても上の子には期待を持ち、
下の子には甘い傾向があります。
ところが真ん中の子には、
そうしたメリハリが
あまり顕著ではありません。
これも比喩として
適切ではないかもしれませんが、
どちらかといえば
”その他、エトセトラ”
に近い感じです。
う~ん…、
まさに、私は「3人きょうだいの真ん中」。
兄とは一歳違い、
下が六歳も離れた妹となれば、
放ったらかされて当然ですね。
幼少のころから寂しい思いで過ごして…
と言いたいところですが、
そのような思いはありません。
たしかに、手のかけようは
兄や妹ほどではなかったかもしれませんが、
それでも悲観的にならなかったのは
祖父母や叔母が同居していたから、
なにかと構ってもらえる大人が
そばにいてくれたからでしょう。
ただ、核家族の中では、
佐々木先生のおっしゃる通りでしょうね。
我が家の、二人の成人した子どもは、
性格がまったく違うので
接し方に違いが生じました。
でも、逆に、その性格の違いは、
遡れば、それまでの親の接し方によって
現れてきたものかもしれません。
「上の子には許さなかったことを
下の子に許してしまう」
と、佐々木先生はおっしゃっています。
その傾向は我が家にも…。
お子さんがたくさんいらっしゃる
ご家庭の皆様、
それぞれのお子さまへの接し方を
少し気にしてみてくださいね。