心まにまに

子育てって‥

先週の土曜日、未就園児の保護者の方を対象に

『おしゃべりお茶会』を校内で開催しました。

 

学校にいらっしゃった皆様、

オンラインで参加してくださった皆様、

私のまとまりのない話を聞いていただいたことに、

また、ご丁寧に感想を寄せてくださったことに

お礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

さて、今回のお話の中で、

「きょうだい喧嘩」のご質問をいただきました。

 

きょうだい喧嘩で、

「お兄ちゃんなんて、いなくなってしまえ」

という言葉が出ることに、

どう対応したらいいでしょうか?

 

という内容でした。

 

本気で言っているわけではないですし、

お子さまが興奮しているときに

「ダメでしょ!」と言っても

冷静に聞く耳を持っていないので、

そっとしておいていいのではないでしょうか。

 

と、お答えさせていただきました。

 

ただ、このようなことが日常的になったり、

もっとひどい言葉が出たりすると、

お母様もそっとしておけないですね。

「お友だちにも同じようなことを言ってたら‥」

と、ご心配になるでしょう。

 

喧嘩の最中に「ダメでしょ!」と咎めることは、

やはり効果がありません。

お子さまが落ち着いてから、

そのお子さまと二人でお話するのがいいでしょう。

それも、叱るのではなく、

「お願いする」ように。

 

お兄ちゃんがいなくなったら、

ママはとても哀しい気持ちになるよ。

○○ちゃんがいなくなっても、

ママは哀しくて、きっと泣いちゃう。

だから、「いなくなればいい」なんて、

もう言わないでね。 約束してね。

 

押さえつけてのダメではなく、

お母様からの「お願い」という形で訴えるのです。

 

「お母さんは大人だから、何ごとにも動じない」

そのように考えるお子さまは、多くいます。

「お母さんも僕と同じように、

    哀しくなったり、泣きたくなったりするんだ」

さらに、

 「僕のひとことが、そんな気持ちにさせたんだ」

ということに気づけば、

素直にお願いをきいてくれると思います。

 

あと、「ハグをして終わる」ことも大切です。

お母様にギュッと抱きしめられて

イヤな気持ちになる子はいませんし、

「お母さんに愛されている」という安心感が

お子さまが他人を愛する気持ち、

他人を大切にする気持ちに繋がります。

 

うーん、頭では分かってても、なかなか‥

とおっしゃるお母様、

子育ては親から変わらないといけません。

お子さまから変わる子育てなんて、ありませんからね。