心まにまに
2021/12/15
表現するチカラ
個人懇談の期間は、
保護者の方の懇談終了を待つ子どもたちと、
子ども図書館で過ごす時間があります。
月曜日、懇談を終えて
お子さんを迎えに来られた保護者の方と、
少しお話をさせていただきました。
低学年の男の子のお母さんです。
担任の先生から、
「表現力が課題」というお話があったようです。
その子は物怖じしない性格で、
普段から、よく話しかけてきてくれます。
どちらかと言えば、おしゃべりなほう。
「表現する意欲」はあるけれど、
「表現力」が課題のようですね。
文章にあらわす表現力、
絵や造形物にあらわす表現力、
言葉で伝える表現力、
体であらわす表現力‥、
表現する力にも、いろいろあります。
本を読む時間をつくり、多くの文章にふれる、
お絵かきをするなど、手を動かす時間をつくる、
遮らずに、お子さんのお話を聞く‥。
直接、「学習」と結びつかない行動なので、
お母さんとしては
「そんな時間があるのなら‥」
と、考えてしまいがちですが、
それらが「表現力のもと」となる時間です、
大切にしてあげてください。
「力をつけるには時間がかかる!」と、
開き直ることも大切ですよ。
力をつけようと,お子さんを追い込むあまり、
「表現する意欲」が失せることもありますから。
ちなみに、その子は、
お母さんを待つあいだに絵を描きました。
鼻がニンジンの、雪だるまの絵です。
とても上手だったので、絶賛しておきました。
‥どうやら、お隣の男の子が描いた雪だるまを
真似っこしたようですね。
でも、いいのです、
真似ることも「表現力のもと」ですから。