心まにまに

梅と桜

学校の正門を上がったところの白梅は、

少し前に枝を剪定してサッパリしました。

その後、若い枝をグングンと伸ばし、

たくさんの新芽をつけています。

 

その白梅の写真を撮っていると、

剪定をしてくださった校務の方が

「たくさん芽が出ているでしょう?」

と話しかけてこられました。

「ちょっと切りすぎたかな‥、

 『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』

 って言うからね。」

と、笑ってらっしゃいました。

 

梅は枝を切っても、

そこから伸びる「枝の途中」に

たくさんの芽をつけます。

 

でも、桜は「枝の先」に芽をつけるので、

切った枝が伸びても

途中に芽をつけることはありません。

 

また、梅の枝はすぐに老いるため

積極的に切って若い枝を伸ばすほうが良く、

桜の枝は切り口から腐りやすいので

切らないほうが良いと言います。

 

そういう理由で

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』

という言葉が生まれたのですね。

↑ これは桜の新芽。

たしかに、枝の先に集まっています。

↑ これは梅の新芽。

枝の途中に付いていますね。

 

子どもたちは、気づいているかな?